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第8回演奏会

フライヤー表
フライヤー裏

日時 2022年2月13日(日)
開演 14時 (開場 13時30分)
会場 保谷こもれびホール

指揮 岡田龍之介
ソプラノ 森川郁子(特別出演)

プログラム
シュポーア:「マトローゼ」序曲
ハイドン:交響曲第100番 「軍隊」
メンデルスゾーン: 「真夏の夜の夢」序曲
本間貞史:音詩「秋に寄せて」-日本の歌による四章-

入場料 1,500円 全席自由
※コロナウィルスの影響で席数、座席の配置に制限が生ずる場合があります。

お問い合わせ info@salomonco.org
    hiroshi1080@gmail.com(小島)

ご来場の皆様へ感染防止対策のお願い
コロナ感染防止対策として ご来場の皆様には マスク着用にてお越しいただき ご来場の際には 検温、手洗い、手指消毒 など、ご協力をお願いいたします。 なお発熱・咳・全身痛などの症状がある場合にはご来場をお控えください。

聴きどころ

今回前半で取り上げるイギリスに関わりのある三作品は、本来であれば前回の演奏会で演奏されるはずであったが、コロナの影響でステージ上での人数制限が課され、見送らざるを得なかった曲目である。 

シュポーアは当時英国で人気のあったドイツ出身のヴァイオリ ニスト、作曲家で、「マトローゼ(船乗り)」は劇の付随音楽として 1983 年 J. ルソー 作曲された作品。続くハイドンの交響曲「軍隊」は2度目のイギリス訪問の折に書かれた作品で、多くの打楽器を用いた独特の響き は当時から人気があった。前半最後はメンデルスゾーンが 17 才の時にシェークスピアの戯曲の一つに霊感を得て作曲した作品。幻想的な世界が巧みに音楽で描写され、流麗な音楽の美しさと構成の妙は数ある彼の作品中でも特筆に値する。 

そして後半は我が作曲の師、本間貞史が今から 45 年前に作曲 執筆活動を通じてバロック音楽の普及にも積極的に取り組む。初演以来行方知れずとなっていた自筆総譜が三年前に偶然発見され、教え子の一人である亀山統一氏の尽力でまず電子楽譜の形で、次いでそれを基にしたシンセサイザーによる疑似オーケストラ演奏の CD として蘇った。私も早速聴かせて頂いたがその音楽的充実ぶりは予想を遙かに上回るもので、西洋古典音楽の構成と技法に通暁した師ならではの、確かな手応えを感じさせるものであった。と同時にこの作品を生のオーケストラの音として再現し、多くの方に聴いてもらいたいと言う思いがふつふつと込 み上げ、今回の再演となった。高校生で初めて弟子入りして以来、師の広範な音楽的素養と常に音楽の本質に肉薄しようとする真摯な姿勢に畏敬の念を抱くと共に、人を大事にする人柄に変わらぬ親近感を持ち、気付けば 50 年もの長きにわたり、接してきたが、そんな我が師匠の、豊かで懐の深い音楽世界をご堪能あれ。なお終楽章で登場するソプラノには前回ゲストの森川郁子さんに、再度ご出演をお願いした。

第7回演奏会

日時 2021年2月11日(木)祝

第7回演奏会チラシB
第7回演奏会チラシA

開場 13:30
開演 14:00
会場 清瀬けやきホール
指揮 岡田龍之介
ゲスト ソプラノ森川郁子
管弦楽 ザロモン室内管弦楽団


プログラム
G.F.ヘンデル 水上の音楽
H.パーセル 「ディドとエネアス」より
F.リース ノットゥルノ第1番変ロ長調
F.J.ハイドン 交響曲第96番ニ長調「奇跡」
F.ディーリアス 春初めてのカッコウを聞いて

入場料 1,500円 (全席自由)
※コロナウィルスの影響で席数、座席の配置に
制限が発生する場合があります。

お問い合わせ info@salomonco.org
       hiroshi1080@gmail.com(小島)

ご来場の皆様へ感染防止対策のお願い

コロナ感染防止対策としてご来場の皆様にはマスク着用にてお越しいただき、ご来場の際には検温、手洗い、手指消毒(消毒液を受付にご用意いたします。)など、ご協力をお願いいたします。なお発熱・咳・全身痛などの症状がある場合にはご来館をお控えください。

◇ 聞きどころ

コロナ・ウイルス禍の影響下で開催される今回の第7回公演、イギリスに因んだプログラムの2回目となるが,当初考えていたものとは大きく異なる内容となった。

編成の大きな作品は割愛せざるを得ず、最大25人というオケの規模で演奏可能な作品を改めて検討し、選曲し直した。

その結果がオモテ面に記した5曲であるが、前半はイギリスでオペラ、オラトリオの作曲家として絶大なる人気を誇ったヘンデルの代表的な管弦楽作品である「水上の音楽」からの抜粋と、イギリスが生んだバロック期最大の音楽家パーセルの傑作オペラ「ディドとエネアス」からの抜粋(中でも最後のソプラノによる「デイドの嘆き」は全曲中の白眉、ザロモン初のゲストとなる森川郁子さんの熱唱に期待が寄せられる)、そして近代イギリスのユニークな音の抒情詩人ディーリアスの美しい牧歌的な作品、小管弦ための「春初めてのカッコウを聞いて」。

後半はベートーヴェンの弟子であったリースの珍しい管楽アンサンブルの作品、ノットゥルノ第1番と、ハイドンの第一回ロンドン訪問時に初演され、滞在中に何度も演奏されるなど当時から人気の高かった交響曲第96番「奇跡」の2曲を取リ上げる。
因みにこのハイドンの渡英を実現させた人物が、私達のオケの名前の由来となったザロモンで、リースもロンドンを訪れた際に老ザロモンに会っている。